季節性インフルエンザ

季節性インフルエンザとは

インフルエンザは、インフルエンザウイルスによって引き起こされる呼吸器感染症です。風邪に比べて症状が重く、乳幼児や高齢者では重症化することもあります。

一方、「新型インフルエンザ」は、発生する前年までは一度も流行したことがないもので、従来のウイルスの遺伝子が突然変異にしたもの、または新しいウイルスが原因となり発生します。

大半の人が免疫を持っていないために感染が容易に拡大してしまい、多くの人の健康や経済に大きな影響を与えることになります。

ほとんどの方は、一度かかるとその原因となったウイルスに対して抵抗する力が高まります。そのため、従来から流行している「季節性インフルエンザ」に対しては多くの人が免疫を持っています。

インフルエンザの日常的な予防

感染予防には日ごろから意識を持って行動することが大切です。

  • 手洗い、うがいを習慣にする。
  • 外出時にはマスクを着用する。
  • 発病したら、家族が感染しないように家の中でもマスクをする。
  • 適度な運動とバランスの良い食事で、日ごろから体調を整える。
  • 室内を適度な湿度(50~60%程度)に保ち、1~2時間に1回は換気する。
  • 人ごみや繁華街への外出を控える。

流行前の予防接種が有効です

予防接種は発症する可能性を減らし、もし発症しても重症化を防ぎます。

特に高齢者や基礎疾患のある方などに対する効果は高いとされています。

ただし、ワクチンの効果が表れるには数週間程度かかるため、インフルエンザが流行する前に早めに接種を受けることが推奨されます。

*他のワクチンとの同時接種について*

インフルエンザワクチンとその他のワクチン(新型コロナワクチンを含む)を同時に接種することは原則として可能です。

ただし、接種から数日間は、発熱や接種部位の腫れなどの症状が出ることがあります。

ルール上接種が可能であっても、発熱や接種部位の腫れがないこと、体調に変わりがないことなどを必ず確認してから接種を受けてください。

<関連リンク>

インフルエンザ(総合ページ)(厚生労働省ホームページ)

インフルエンザ(季節性)対策(首相官邸ホームページ)