
健康ハートの日
8月10日が810(ハート)と読めることから、日本心臓財団は1985年にこの日を「健康ハートの日」とすることを提唱しました。
日本は現在、世界に例を見ない速さで高齢化社会に向かっており、そのなかで日本人における死因の第2位が『心疾患』、第4位が脳卒中等の『脳血管疾患』と、循環器疾患がその多くを占めています。
また、この心臓病の “心臓” だけでなく、コロナ禍や情報化社会の中での
ストレスの増加などによる “心” の健康の問題も決して軽視することはできません。
「健康ハートの日」は、この日がわたしたちの“こころとからだの休日” となり、一人ひとりが自らの心身の健康についてじっくりと考える日となるようにとの願いが込められています。

生活習慣を見直そう

心臓病は加齢によるものだけではなく、生活習慣に原因があるケースも多くみられ、若者や働き盛りの壮年層の方にとっても無視できない病気です。心臓病の危険因子には、高血圧・高脂血症・肥満・糖尿病・喫煙などがありますが、これらの危険 因子を軽減するには日常生活を見直すことが大切です。
日本心臓財団では、よい生活習慣として「健康ハート10ヵ条」を提唱しています。
健康ハート10ヵ条
1.血圧とコレステロールを正常に。(肥満、糖尿病には注意)
2.脂肪の摂取は、植物性を中心に。
3.食塩は調理の工夫で、無理なく減塩。(1日6g未満を目標に)
4.食品は、栄養バランスを考えて。(1日30食品を目標に)
5.食事の量は、運動量とのバランスで。甘いものには要注意。
6.つとめて歩き、適度な運動。
7.ストレスは、工夫をこらして上手に発散。
8.お酒の量は、自分のペースで程々に。
9.タバコは吸わない。頑固に禁煙。
10.定期検診わすれずに。(毎年一度は健康診断)